◆家計調査年報
2-41◆ ※エンゲル係数推移(二人以上の世帯) 下がり続ける生活水準・・・
2024年の家計調査年報速報では、1世帯当たりの月別消費支出平均が、300,243円となり食料では昨年の名目3.9%増でしたが、実質0.4%減少となっています。
2024年のデータによると、日本のエンゲル係数は28.3%と高い数値を示しており、この数値は年々増加傾向にあります。主な要因として、食料価格の高騰、高齢化、女性の社会進出などが考えられます。エンゲル係数が高いほど一般に生活水準が低いとされています。
また主要国の中でも日本は高い数値を示しています。(米国16.4%、ドイツ18.9%、英国22.3%、フランス24.5% 2022年データ)
エンゲル係数は社会の豊かさを測る一つの物差しでもあり、この係数の増加は、日本の生活水準が他の主要国と比べても低下していることを示唆しています。
※エンゲル係数とは家計の総消費支出のうち食料費が占める割合
出典:総務省e-stat家計調査年報
社会実情データ図録
2025年2月20日