●企・創・店・街~きそうてんがい

■将来の中小商業【生活集積街へ】

2-4.計画的に造られた商店街『ライフスタイルセンター』《機能事例3》

③大人も楽しめるライフスタイルセンターのテナント・ミックス

アメリカのベビー・ブーマー世代、日本における団塊世代、が高齢化し、団塊ジュニア世代などの消費者が台頭し、消費意識の分散化が起こりました。モノの販売から感性や嗜好、価値観というライフスタイルの展開に対応したマーチャンダイジングを実現するのが、ライフスタイルセンターです。 そのテナントミックスには、百貨店等の核店舗も重要であるが、高品質で生活提案力がある専門店が主役となります。また、レストラン等の飲食店が強化され、シネマコンプレックスは不可欠となっています。

テナント誘致には地域の個性やアイデンティティを主張するため地元専門店を強化し、女性ブーマー世代や30代半ば以降の世代などの生活スタイルを意識したテナントとしています。子供や若い世代を中心的に集客するよりも、大人を対象とし大人が楽しめる街となっています。 具体的なテナントでは、最近日本国内での出店が進みアップグレードされたカジュアルファッションの「バナナリパブリック」、少し派手で民芸調の熟年女性ファッションの「チコーズ」、専門書を品揃えし読書好きな人を集める書店の「バーンズ&ノーブル」、人気のあるレストラン「チーズケーキファクトリー」、高級スーパーマーケットの「ブリストルファーム」など。大人の楽しみをサポートするテナントリーシングとなっています。

2023年11月30日