■『After コロナへ』➍生活者の公民連携~fileまち研&C-ECOM vol47~

■『After コロナへ』➍生活者の公民連携~fileまち研&C-ECOM vol47~

  • 新たな価値を生む・公共施設と商業施設の一体整備

安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ。平成14年に安城市中心市街地の厚生病院移転にともなう跡地(12,305㎡)を購入し、公共施設の整備をPFI(15年間)で実施。民間施設部分はSPC=特定目的会社(安城民間収益サービス㈱)を組成し、定期借地事業(20年間)として食品スーパーマーケットやカルチャースクール(暮らしの学校)を運営。

本館(公共施設)の1階には総合案内所、証明・旅券窓口センター、カフェ、多目的室、ホールが完備。本館2階から4回にかけて図書館機能(一般図書、子ども図書、新聞・雑誌コーナー、グループ学習室、個人学習室、こどものへや、授乳室など)が充実し、ビジネス支援センターや健康支援室、スタジオなど、全市民・全世代の交流ができる施設機能。民間施設である南館と本館の間に273台の駐車場棟を配置し、イベントや祭りの広場、公園と一体的に整備。

  • 連携による地域の相乗効果

JR安城駅前周辺には、8つの商店街があり中心市街地を形成。その商店街が抱える問題は、「空き店舗」、「駐 車場・駐輪場の不足」、「大型店の影響による集客力の低下」等、また、市民からはまちなかに食品スーパーなく不便という意見等を踏まえ、中心市街地活性化基本計画を策定。

その事業で実現したアンフォーレは、市民の集客や賑わいづくりに大きな効果を発揮し、中心市街地の住民交流拠点となっている。

2020年9月17日